2025年11月16日、フィリピン・マニラで数十万人規模の大規模デモが行われ、洪水対策事業を巡る大規模汚職疑惑への説明責任を政府に強く求めた。

台風被害が多い同国で、洪水防御プロジェクト数千件が未完成・粗悪、または存在すらしないことが発覚し、議員や公共事業道路省（DPWH）幹部が建設企業からキックバックを受けたとされている。

今回の抗議は、約32万人がリサール公園に集結。政府は軍警察を総動員し最大警戒に入ったが、平和的な進行を想定している

マルコス大統領は国民の怒りを抑えようと、「クリスマスまでに多くの有力議員・企業家を逮捕する」と約束。すでに37名が汚職・略奪容疑で告発され、86社の建設重役や9名の政府関係者は90億ペソの脱税疑惑で訴追された。

参考元

https://www.npr.org/2025/11/16/nx-s1-5610370/hundreds-of-thousands-rally-in-manila-against-flood-control-corruption-scandal