フィリピンでは、首都マニラの中心部で大手デベロッパー各社が高級住宅プロジェクトの展開を加速し、地元の富裕層や外国人向けに、100万ドル以上の高額物件を売り込んでいる
英不動産サービスのナイト・フランクが5月に発表したレポートによると、マニラ中心部のマカティ地区と近隣のエリアの高級住宅の価格は、2024年3月までの1年間で26%上昇し、同社が調査した世界44都市の中で最も大きな上昇幅を記録した(2位は東京で12.5%、3位はムンバイで11.5%だった)。
大手デベロッパーのアヤラ・ランドは昨年、マカティ地区のビジネス街の中心の51階建ての高級コンドミニアム「パーク・ヴィラ」の販売を開始した。
広さが610平方メートルの45戸の各部屋の価格は、約5億ペソ(約13億4000万円)で、入居者はフィリピン最古の財閥であるアヤラグループが本社を置く、アヤラ・トライアングル・ガーデンを一望することができる
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